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Last update2016/05/28 14:38

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NFCテスト環境導入ガイド

 

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NFCのニーズが高まり、テスト方法の検討の必要性

世界の携帯電話機と非接触ICカード技術「NFC(near field communicaiton)」の組み合わせのニーズが高くなってきました。このきっかけが、スマートフォーンの非接触ICカード技術の採用があげらます。また、Google社は、北米で、日本でおける「おサイフケータイ」と同じようなサービスを「Google Wallet」というサービスを開始をしました。また、モバイル、オートモーティブ、メディカルなどのサービスにおいて、「NFC(near field communicaiton)」を採用が始まっております。

NFCテスト方法を考える

NFCテストというと、大きく2つに分けられます。1つは、NFCのリーダとカード間でしっかりしたプロトコル通信をしているかアナライズをするツールです。もう1つは、NFC対応リーダとNFC対応カード間において、ISOやNFCフォーラムで規定されたテストを実現させることができるかの2つになります。

NFCテスト-NFCカード&リーダのSPY機能(対象;流通業、サービスメンテナス)

サービスモデルにおけるNFCプロトコルテストです。モバイルやPOSシステムなどのNFC決済のときなどのときにリーダとカード間で、ちゃんとした動作をしているか確認をしたい場合です。そのテストを行いたいアナライザツールをご提供いたします。

NFCテスト - NFCコンプライアンステスト(対象;半導体メーカや製造メーカ)

NFC関連のLSIを開発をしている半導体メーカやNFCを組み込む製造メーカにおけるNFCコンプアライアンステストです。その組む込む製品は、何をもって、テストを行っているのかのシナリオを考える必要があります。認証サービス会社に任せるのか、それとも、認証サービス同等のNFCテスト環境を自社で行えることができるかの2通り考えることができます。NFCを組む込む製品を機器がスポットの場合には、NFCの認証サービスにNFCを組む込む製品に持ち込みテストレポートを作成するというのも良いと思います。しかしながら、頻繁にNFCを組む込むモデルが変わる場合、NFCのプロトタイプとして、規格テストを併用しながら開発を進めたいというときには、NFCコンプアライアンステストツールを準備することをお勧めいたします。さらに、NFC‐IP1、NFC‐IP2、NFCフォーラム、ECMA-362等、規格の改正が行われていくなか、NFCのためのテストシナリオを確立するためにも、ポジティブワンから提供するNFCコンプアライアンステストツールをお勧めいたします。

NFCテスト - NFCコンプライアンステスト②(対象;半導体メーカや製造メーカ)

NFCコンプアライアンステストを行うにあたって、NFCテスタ・ツールを準備していただきます。NFCテスタ・ツールとしては、NFCのSPY(プロトコルアナライザ)とNFCのシグナルプロトコルエミュレータを併用して利用していただくことをお勧めいたします。NFCのSPY機能は、NFCのプロトコル通信がしっかり行われているかをテストを行うツールです。NFCプロトコル状態をテストを行うことに最適です。特に、テスト時に、エラーが発生をしているときなど、NFCカード、NFCリーダ、NFCエミュレータのいずれかの問題かを理解するためには最適です。

本題のNFCコンプアライアンステストのハードウエア環境は、NFCのシグナルプロトコル・エミュレータ(NFCアンテナを含む)とNFCテストの実機を利用するテスト環境を構築します。アナログテストの場合は、オシロスコープと併用してNFCテスト環境を構築します。これらの制御は、NFCのシグナルプロトコル・エミュレータとPCホストが接続されており、Windows用のソフトウエア上で、動作するアナライザツールを利用します。近年、NFCテストを行うために、XYZ軸が動かすことができるロボットを利用することが増えています。これは、NFCカードやNFCリーダの位置の調整が自動的にできる機械です。

コンプアライアンステストのソフトウエア環境は、Windows(Window7 64ビットまで対応済)、NFCのシグナルプロトコル・エミュレータでえた情報をアナライズをします。また、アナライズをするにあたり、PCホストのグラフィックユーザインターフェースからNFCに関するパラメータ情報を意図的に変更することもできます。同様に、スクリプト言語を利用して変更も可能です。ここまでは、ファームウエア的設定に過ぎず、本題のNFCコンプアライアンステストとなると別のツールを立ち上げて、NFCコンプアライアンステストのためのスクリプトを設定をします。自動的に情報を吸い上げて、NFCコンプアライアンステストのためのスクリプトが持つ情報のマッチングを行い、規格通りであれば、成功したメッセージがだし、失敗すれば、エラーメッセージが表示されます。このテストスクリプトが完全にNFCに関する規格に準拠しておりますので、そのテスト結果をレポーティング機能を利用して、HTML形式で保存することが可能です。このことにより、NFCシナリオテストがどのように行われたかが、説明ができ、レポーティングによって、実証証明を確立をさせることができます。

最近の傾向として、RFテストロボットを利用します。ロボットを利用することにより、これらのコンプアライアンス・テスト非接触部分の位置情報の自動化、再現性を実現させることができます。これにより、より高度なテストを実現することが可能です。