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2009/06/03 IEC-61508-SIL3取得ARM用リアルタイムOS発表、リアルタイムOS移植サービス開始

2009年06月03日 16時

ポジティワン、IEC 61508 SIL3 取得済み、ARMアーキテクチャサポートの リアルタイムOS SCIOPTA(スキオプタ) ARM IEC 61508-P3 セイフティ・カーネル販売発表と同時に、いかなるマイクロプロセッサに対するリアルタイムOS移植サービスの提供開始

スイスのSCIOPTA(スキオプタ)システムが提供するリアルタイムOS SCIOPTA ARM IEC 61508-P3 セイフティ・カーネルがARM対応及び販売発表と同時に、SCIOPTAのメッセージパッシング方式リアルタイムOSをスクラッチからポーティング・サービスを開始

SCIOPTAシステムの提供するリアルタイムOSは、自動車、鉄道、航空、石油精製、科学処理プラント、原子力発電プラント、医療エレクトロニクスなどセーフティクリティカルな分野において数多く利用されている。本カーネルは、標準規格Safety Integrity Level 3 (SIL3)のIEC 61508(*) スタンダードとして、TÜVミュンヘンによって認証されている。リスクレベル SIL3 (IEC 61508-3) 及び SIL3/4 (EN 50128)に従って開発されたものであり、IEC 61508-1:1998, IEC 61508-3:1998, IEC 61508-4:1998, EN 50128:2001に従ったTÜVのテストを行っている。そして、ARM7/9 およびXScale ベースのプロセッサ群に対応。ARMメモリープロテクション機能(MMU)をサポートし、IARシステムズのARM Cコンパイラ、アセンブラ、リンカーを使った開発ができる。
(*) IEC61508は、電気(electric)、電子(electronic)、プログラム可能な電子(programmable electronic) (E/E/PE)器具、装置を組み込んでできたシステムの安全性に特化した国際標準規格である。当初は、オートメーションとプロセスコントロール産業で主に使用され、オートモーティンブやメディカルなど高い安全性と信頼性が要望される産業でもますます容認されてきている。

SCIOPTA ARM IEC 61508-P3 セイフティ・カーネルを利用する上での大きなアドバンテージは、実際のマーケットで発生する“リスク”、“コスト”、そして出荷までの“時間”を縮小できることにある。一般的なオペレーティングシステムは、ユーザーが簡単にコントロールできるものではない更新モジュールを適用して初めて動作保障に至るだろう。もし第三者機関が課した厳しいテスト項目をクリアする、認証されたオペレーティングシステムが利用できるならば、潜在的な欠陥を避け、最終的なコストと時間の削減につながる。また、エンドユーザに対して対象オペレーティングの動作証明をかき集める必要もなくなるだろう。

ポジティブワンでは、SCIOPTAセイフティ・カーネルの販売において、IEC61508サポートを必要としないお客様向けの価格を抑えたオプションサービスも提供する。IEC61508サポートを要望されるお客様には、SCIOPTAセイフティ・ドキュメトとしてのセイフティマニュアル、TÜV認証証明書、TÜV認証レポートの提供だけでなく、要望に応じてその他仕様書、レポートなどの提供にも対応する。また、本カーネルのバージョンアップ、アップグレードにあたっては、正式なメンテナンス契約書を持つOEMのお客様に対して、追加費用無しに、最新のソフトウェアの提供を行っている。さらに、エンベデッド・システムインテグレータでもあるポジティブワンの特色として、本カーネルをお客様の個別のターゲットボードにポーティング(BSP開発)、また、単なるデバイス実装だけでなく、お客様のニーズを捉えたアプリケーションの実装、無線・有線に関わらずネットワークありきのサーバシステムの実装にも対応できるので、お客様のビジネス全体に対してワンストップでソリューション提供が可能。アプリケーションの開発を含めたシステムインテグレーションサービスも提供開始。

今回もう一つの注目サービスは、特定の用途・製品のために特別に設計・製造されるカスタムLSIのアプリケーションの生産性にあたるリアルタイムOSの移植である。メジャーなプロセッサコアを利用したSOC(System On Chip=カスタムCPU)、カスタムプロセッサに対して、高信頼性、高可用性、セイフティクリティカルなリアルタイムOSを実装したい場合に直に答えられることができる。コンパイラ・デバッガの開発ツールがサポートをされた条件で、約4か月でリアルタイムOSの移植ができる。

SCIOPTAシステムズについて
SCIOPTAシステムズは、リアルタイムOS、ネットワーク、ファイルシステム、インタフェースバスシステムなどのソフトウェア、ボードサポート パッケージ、その他のシステムソフトウェアなどを含むセーフティクリティカルな組込みアプリケーション用システムソフトウェアを販売、サポート、保守しています。
SCIOPTAは、メッセージパッシング方式のリアルタイムOSであり、多くの安全機能が組み込まれ、安全関連システムのソフトウェアに非常に適しており、小さく静的なSystem-on-a-chipから、大きく動的な分散システムまでをカバーすることができます。

ポジティブワン株式会社について
ポジティブワン株式会社は、エンベデッド・システムインテグレータとして、グローバルのスタンダードな高耐用性・高信頼性の各種ボード、ソフトウェア、開発ツール等を販売すると同時に、エンベデッドからPC、モバイル、サーバーを含むアプリケーションの受託開発を受けることが可能です。最適なシステム提案を行い、お客様に、よりご満足いただけるソリューションカンパニーを目指しております。

当ニュースに関するお問い合わせ窓口
ポジティブワン株式会社
〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティ・ウエスト22F
Tel: TEL 03-4360-5551 FAX 03-4360-5301

2009/04/21 ポジティブワン、ARM Connected Communityに加盟

ポジティブワン、半導体設計資産の世界的リーダーである英ARM社のARM Connected Communityに加盟


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2009年04月21日 10時


ポジティブワンは、半導体設計資産の世界的リーダーである英ARM社のARM Connected Communityに加盟したことを発表した。ポジティブワンは、ARMテクノロジーに基づく製品やサービスのための業界最大の企業ネットワークであるARM Connected Communityのメンバーとして、ARMテクノロジーを利用したソリューション製品及びシステムインテグレーションをご提案することを宣言する。

多品種少量生産、収益性を確保した上で競争力を得るためには、開発コストを削減し、且つ製品をより早く競合他社より市場に投入できることが必要となる。このニーズに答えるために、汎用CPUモジュール(DIMMインターフェース)のラインアップを用意。このことにより、手間がかかるCPU回りの開発削減、DIMM汎用インターフェースにCPUの信号をあわせたプリフェラル・インターフェースやストレージ部分の拡張ボード(キャリアボード)を拡張が容易にできる。拡張ボードは、汎用ボードないしカスタムボードによって、多品種少量生産に必要なニーズに答えることが可能とした。ポジティブワンでは、豊富な実績があるボードコンピュータ企業、ストラテジックテスト社とのアライアンスのなか、フリースケールi.MX27やi.MX37のCPUモジュール、トラデックス社とのアライアンスのなか、マーベルPXA320やPXA270などのCPUモジュールなどの販売を行っている。これらは、WindowsCE50/6.0やLinux2.6ベースで稼働をし、一部、ポジティブワン取扱いのメッセージパッシング方式リアルタイムOS「SCIOPTA」をサポートしている。
ポジティブワンでは、エンベデッド製品に関しては豊富な実績とパワーがある海外企業と提携をし、汎用ボード製品のサポート、仮想化されたOSの上で稼働するためのプログラミング、GUI開発、ネットワーク機器と双方受託をするプログラミングといったサービスに直結する開発部分を強みとしている。
このことにより、現在、大手メーカーと協業をして、製品設計を行う際、エンベデッドとアプリケーションを融合したトータル・システム・インテグレーションの提供を可能とし、ビジネスを継続させている。

アーム株式会社 代表取締役社長 西嶋貴史 氏のコメント
「ポジティブワン社がARM Connected Communityにご加盟いただいたことにより、ARM搭載機器の多様なニーズに答えることができる企業が一社増えたこと、心より嬉しく思います。ポジティブワン社は、ボードコンピュータ、開発ツール等のエンベデッドエリアとアプリケーション開発の両方にフォーキャストしながら、海外リソースと社内リソース配分をうまく融合させたユニークな会社として、今後より複雑に絡み合う製品開発に対して、ソリューション提案からシステム開発に至るまで、強力なパワー・カンパニーとして幅広く活躍されることを期待しております。」


ARM Connected Community概要
ARM Connected Communityは、ARMアーキテクチャをベースにした製品の設計から製造、そして最終製品まで完全なソリューションを提供するために、500社以上が提携した世界的なパートナーネットワークです。シリコン、設計サポート、ソフトウェアやトレーニングなどのプロバイダーおよび各種組合などを含む、半導体業界全体にわたる企業メンバーにより構成されています。参加メンバーは、モバイル、ホーム、エンタープライズ、エンベデッドやモバイル・コンピューティングまで、幅広い分野の市場アプリケーションをカバーしています。ARM Connected Communityについて詳しくはWebサイトをご覧ください。
http://www.jp.arm.com/community/index.html(日本語)、http://www.arm.com/community(英語)

ポジティブワン株式会社について
ポジティブワン株式会社は、トータル・システムインテグレータとして、グローバルのスタンダードな高耐用性・高信頼性の各種ボード、ソフトウエア、開発ツール等を販売すると同時に、エンベデッドからPC、モバイル、サーバーを含むアプリケーションの受託開発を受けることが可能です。最適なシステム提案を行い、お客様に、よりご満足いただけるソリューションカンパニーを目指しております。

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〒150-0043 東京都渋谷区道玄坂1-12-1渋谷マークシティ・ウエスト22F