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2011/05/31 フリースケールi.MX535 およびi.MX537 搭載プロセッサ・モジュールカード及びベースボ ードのクロスプラットフォーム販売開始

フリースケールセミコンダクタ社製プロセッサi.MX53(アイドット・エムエックス53)搭載システムオンモジュールおよびベースボードをリリースしました。同時に、i.MX535(ARM Cortex-A8 1GHz)およびi.MX537(ARM Cortex-A8 800MHz)搭載システムオンモジュールを利用したクロスプラットフォームをご提案致します。

システムオンモジュールの利点は、ハードウエア設計でもっとも厄介なプロセッサとRAMやNANDを含むメモリ周りの回路設計と実装は、すでにされております。また、これらのシステムオンモジュールでは、Linux(リナックス)2.6、Android(アンドロイド)、マイクロソフトWindows Embedded CE6、Windows Embedded Compact7等のBSP(ボードサポートパッケージ)がサポートされております。

クロスプラットフォームの利点は、プロセッサ・モジュールとベースボード(キャリアボード)の接続部分で、同じ信号ピン設計と互換性を確保することにより、仕様に応じて、ハイエンドからローエンドへのプロセッサに交換ができ、もしくは、同じベースボード上で、異なるプロセッサへ変更を容易にすることが可能です。さらには、同じプロセッサを利用しながら、製品毎に、ベースボードを変えることも可能です。互換性を維持することにより、新しい市場に対するダイナミックなハードウエア戦略を保持し、タイムツーマーケットへの対応が可能です。

具体的に、POC-DIMM-i.MX-kシリーズではi.MX257、i.MX287、i.MX515、i.MX535、i.MX537のシステムオンモジュールがラインアップされており、イーサネット、UART、USB等の信号ピン配置がすべて同じ設計となっております。リリースされたi.MX535およびi.MX537を検討され、過剰スペックでプロセッサのダウンサイジング、単純にコスト調整を狙ったプロセッサのダウンサイジングでもベースボードの設計を変えず、利用ができる利点があります。また、将来リリースされる可能性があるi.MX6(ARM-Cortex A9)システムオンモジュールでも、基本機能は信号ピンの互換性を保持できます。

POC-DIMM-iMX-eシリーズでも同様、クロスプラットフォームとなりうるように、信号ピン互換となっております。このシリーズのユニークな点は、i.MX537とSHモバイル(ルネサス製SH7722、SH7723、SH7724)と同じ信号ピン互換となっており、同じベースボードを利用することが可能です。

このようなニーズの背景には、製造メーカー内部の要素として、新しいプロセッサを開発するボードコンピュータ設計者が減り、社内でコアのエンジニアがいた場合でも、大きなプロジェクトを抱え込むことにより、複数のプロジェクトに対応できるリソース確保が難しくなってきております。市場要素では、最新の競争力がある仕様のプロセッサ供給先である半導体メーカーが量産数量が少ない製造メーカーに対して、情報開示や供給に制限が掛かってきたことにより、システムオンモジュールを利用することを検討し、多くのプロジェクトにおいて、システムオンモジュールを利用するユーザーが増えてきた。今後は、OEM/ODMの中長期において、クロスプラットフォーム戦略により、さらに、多品種少量生産の部分での付加価値が高まります。

ポジティブワン株式会社について
ポジティブワン株式会社は、エンベデッド・システムインテグレータとして、グローバルのスタンダードな高耐用性・高信頼性の各種ボード、ソフトウェア、開発ツール等を販売すると同時に、エンベデッドからPC、モバイル、サーバーを含むアプリケーションの受託開発を受けることが可能です。最適なシステム提案を行い、お客様に、よりご満足いただけるソリューションカンパニーを目指しております。

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2011/04/05 ポジティブワン、ボイパック社i.MX515及びi.MX258システムモジュールコンピュータの日本総代理店として締結

スロバキア共和国に本社を置くボイパック社とポジティブワン株式会社は、フリースケール搭載ボードコンピュータ(システムオンモジュール)の日本市場開拓のベストパートナーとして合意し、ポジティブワン株式会社は、日本総代理店として締結しました。ボイパック社は、フリースケール・セミコンダクタの低消費及び高機能のi.MX515(アイドット・エムエックス51)およびi.MX258(アイドット・エムエックス258)搭載小型システムオンモジュールの開発販売をし、そのベースボード及びBSPの開発を行っております。

i.MX515及びi.MX258のシステムオンモジュール対応ソフトウェアの特徴は、Redbootではなく、uboot及びLinux2.6対応しているのが特徴です。フリースケール社のi.MXシリーズは、Redbootを推奨している部分がありますが、他プロセッサと比較をした場合、ubootユーザーが多いところと、ubootへの対応ニーズが高いことから、あえて、ubootにて対応させています。また、オプションとして、WindowsCE6.0及びAndoirdの対応をしております。
Andoridの対応については、IPフォーンの受託開発およびOEMを手掛けてきた経験から、マルチメディアフォーンの市場を意識しております。ARM9コアであるi.MX258上で、Andoird2.3の移植をさせ、ブラウザー、電子メール、電卓、カレンダー、フォーンメニュー、KeyPAD、タッチPADの機能をサポートさせております。また、i.MX515も同様に、Andorid2.3をサポートしております。これらのRAM容量は、128MB以内で稼働させております。

i.MX515及びi.MX258のシステムオンモジュールの特徴は、オンボード上に、マルチ・メモリーを採用しております。RAM(i.MX515はDDR2 SDRAM、i.MX258はSDRAM、SPI Flash(i.MX258のみ)、NAND Flash、EEPROM(I2C)、マイクロSDソケットをサポートしております。システム機器として利用する場合、システムオンモジュールのスロットはSODIMMを採用しており、必要な信号が入出力できる仕組みとなっております。開発及びOEMのためのベースボード(キャリアボード)と組み合わせて、動作検証からシステム開発ができるようになっております。また、ユーザー様自身、もしくは、弊社の受託開発として、ベースボード(キャリアボード)及びBSP開発も可能です。プロセッサーとメモリー関係のコア部分は、システムオンモジュール側でサポートしておりますので、ベースボード側では複雑な開発が必要ではなく、開発工数が少なく、市場投入が早い利点があります。
今後、マルチメディアフォーン、デジタルサイネージ(セットボックス)、ハイビジョン監視カメラ、入退室管理システム、遠隔監視システム、小型ディスプレイ、医療装置、工業用画像検査システム、複合機、プリンター、スマートブック、の市場への展開を図っています。

ポジティブワンとは

ポジティブワン株式会社は、レガシーな技術から時代を先読みしたエンベデッドソリューションを日本およびアジア全域への販売提供をしています。これらの技術は、海外の有力な技術会社と提携し、多様化する仕様に対応できるOEMハードウエア、世界標準規格(IEC16508、ISO DIS 26262, DO178B , DIN EN 62304、ISO10373-6など)に準拠する統合開発環境から高品質テスト環境に至るまでのツールを提供しております。また、プロジェクトに対して、システムコンサルティング、エンベデッドからPC、スマートフォーン(iPhoneやAndoird)、サーバーを含んだハードウエアからソフトウエアまでのシステム受託開発、筺体設計と販売が可能であり、お客様のプロジェクトの窓口の一本化を目指しています。
ポジティブワンのホームページ http://www.positive-one.com