Freescale社製マイクロコントローラ
Freescale社製のマイクロコントローラに対しては、サードパーティのエミュレータも使用可能で、この場合もCosmicのデバッガを使用することが出来ます。
またリアルタイムOSを使用したい場合、サードパーティのOSを使用できる場合があります。対応表は以下の通りです。
マイクロコントローラ |
エミュレータ |
Real-time Kernel |
Power Architecture |
P&E |
- |
S12Z |
||
S12X XGATE |
||
68HC12, HCS12 |
Hitex, Noral, Nohau, iSystem |
CMX, Micro C/OS, osCAN |
S08, HC08 |
P&E, iSystem, Lauterbach, Hitex |
|
56800/E |
- |
- |
68HC11 |
Nohau, iSystem, Lauterbach |
CMX, Micro C/OS |
68HC16 |
iSystem, Lauterbach |
CMX |
68300, 68000 |
Nohau, Lauterbach, iSystem |
- |
68HC05 |
iSystem, Lauterbach |
- |
MISRA CHECKER
CosmicのソフトウェアMISRAチェッカは、スタンドアローンなソフトウェアユーティリティです。
Motor Industry Software Reliability Associationが定めたガイドラインを用いた移植性の高いC言語コードを補助するものです。
- 使いやすいインターフェイス
- ANSI/Cコンパイラが使用可能
- Cosmicのすべての拡張子をサポート
- Cosmic独自の開発環境IDEAを直接読み込むことが可能
- ドラッグ&ドロップによるすばやいファイル作成
- コンプライアンスエラーはソースラインとリンクしているから修正の容易
- 読みやすいカラーのソースコード
- チェックの対象をプロジェクト全体かまたは1つのファイルか選択可能
- 規格適合性に関するレポートの作成
- 柔軟で構成しやすいコマンドラインインターフェイス
- 強力なコマンドラインインターフェイスは他社のIDEを使った自動レポートも含みます
- 所属クラスによる選択的なルールの実行
- プロジェクトコントロールや構成設定のためのオプションをすべて受容するコマンドファイル
- Windows、Linux、HP-UX、SUN OS で利用可能
- CosmicのIDEAをプラグインすることでも利用可能
ZAPデバッガ for 56800/E
Cosmicの56800/E向けZAPデバッガはFreescale社の56800/Eのプロセッサをサポートします。
ZAPはFreescale社の56800/Eシリーズの中ではZAP 56800E JTAGの1つのバージョンが利用可能です。
特徴
- ANSI/Cデバッグ
- Enum(列挙型)、ビットフィールド、小数点、文字列などいかなるCオブジェクトへのアクセスも容易
- 拡張可能な構造/配置ディスプレイ
- 複雑なデータも樹形図的配置によって見やすく
- アセンブラソースでのデバッグ
- ソースレベルでC及びアセンブラ言語によって書かれたアプリケーションをデバッグ
- 非侵入型のオプチマイザ-オン-デバッグ
- ZAPはユーザーコードを修正することはありません。ZAPで使われるコードは最適化されるコードと同一のものでそのまま製品になります。
- すべてのデバッグシンボルはホストPC上に区別されて保存されます。ターゲット上に保存されることはありません
- 自動テスト
- グラフィックインターフェイス加えて、以下のような自動テストスクリプトを作る際に使う強固なコマンドとスクリプト言語を提供します
- Record and Playback・・・デバッグセッションを保存し、後にもう一度実行
- 複数ファイルのI/Oシミュレート・・・ホストシステム上の複数の入出力ファイルの双方向的なファイル開示、書き込み
- ソースブラウジング
- いかなるソースウィンドウでもブレークポイントを設置することが可能
- オンラインヘルプ
- 完全なデバッグ環境を提供するため、ZAP、C言語、Cライブラリ関数のヘルプも含みます
- OSサポートプラグイン
- ZAP S12XはOSEK kernelを加えるためにOSEKインターフェイス用いてプラグインすることが可能
ZAP 56800E JTAG
Cosmicの56800E JTAGデバッガは完全で移植可能なFLASHプログラミングとリアルタイムのデバッグ環境を提供します。
- SEG 13 JTAGインターフェイスアダプタ
- ZAP 56800EはJTAG/OnCEインターフェイスアダプタへのSEG13社の Parallelをサポートします。
- リアルタイムデバッグ
- リアルタイムなターゲットのデバッグ環境を提供します。マッピングやプログラミングし直す必要はありません
- DSP56F800DEMOボードまたはtany 56800Eターゲットシステムに向けたデバッグ環境を提供します
- Flash プログラミング
- ZAP 56800E JTAGは56800EシリーズへのFlashのサポートを含んでいます。
ZAPデバッガ for S12/XGATE
CosmicのS12/XGATE向けZAPデバッガはFreescale社のS12及びXGATE両方のプロセッサをサポートします。
ZAP S12/XGATE SIM及びZAP S12/XGATE BDMの2種類のバージョンが利用可能です。
共通の特徴
- S12X及びXGATE両方のプロセッサで実行可能
- ANSI/Cデバッグ
- Enum(列挙型)、ビットフィールド、小数点、文字列などいかなるCオブジェクトへのアクセスも容易
- 拡張可能な構造/配置ディスプレイ
- 複雑なデータも樹形図的配置によって見やすく
- アセンブラソースでのデバッグ
- ソースレベルでC及びアセンブラ言語によって書かれたアプリケーションをデバッグ
- 非侵入型のオプチマイザ-オン-デバッグ
- ZAPはユーザーコードを修正することはありません。ZAPで使われるコードは最適化されるコードと同一のものでそのまま製品になります。
- すべてのデバッグシンボルはホストPC上に区別されて保存されます。ターゲット上に保存されることはありません
- 自動テスト
- グラフィックインターフェイス加えて、以下のような自動テストスクリプトを作る際に使う強固なコマンドとスクリプト言語を提供します
- Record and Playback・・・デバッグセッションを保存し、後にもう一度実行
- 複数ファイルのI/Oシミュレート・・・ホストシステム上の複数の入出力ファイルの双方向的なファイル開示、書き込み
- ソースブラウジング
- いかなるソースウィンドウでもブレークポイントを設置することが可能
- オンラインヘルプ
- 完全なデバッグ環境を提供するため、ZAP、C言語、Cライブラリ関数のヘルプも含みます
- OSサポートプラグイン
- ZAP S12XはOSEK kernelを加えるためにOSEKインターフェイス用いてプラグインすることが可能
ZAP S12X/XGATE BDM
CosmicのBDMデバッガは完全で移植可能なFLASHプログラミングとリアルタイムのデバッグ環境を提供します。
ZAPの基本的な機能は備えていますが。追加的に以下のような機能を実装しています。
- BDMインターフェイスケーブル
- P&E Microcomputer Systems社の以下のBDM(background debug mode)をサポートします
- LPT BDM Multilink with PC Parellel port connection
- USB2.0 BDM Multilink cable Rev C
- P&E Microcomputer Systems社の以下のBDM(background debug mode)をサポートします
- 統合されたXGATEモジュールサポート
- ZAP S12XはS12X上のXGATEモジュールのプログラミング、デバッグをフルでサポート
- リアルタイムデバッグ
- リアルタイムなターゲットのデバッグ環境を提供します。マッピングやプログラミングし直す必要はありません
- Flash プログラミング
- ZAP S12X BDMはFlashやバイトEEPROMプログラミングサポートを含んでいます。
- MC9S12XDP512及びすべてのS12Xと互換性のあるデバイス(128k,256k,512kのオンチップのFlashメモリ、または1k,2k,4kのByte書き込みのEEPROM)をサポートします
- 自動クロック検出
- ZAP BDMはPCまたはUSBポートを通して接続できます
- 自動的にターゲットのクロックスピードを決定します
- PLLbusスピードが変わってもデバッグを継続させることが可能です
- Flash セキュリティ
- ZAP S12X BDMはS12XシリーズのFlashセキュリティ機能をサポートします
- マルチ実行モード
- ZAP S12X BDMは3つの実行モードを提供します
- BGNDモード・・・ZAPは標準的なブレークポイントにBGND命令を置き換えます。RAMからデバッグする際ブレークポイントを無限にセットできます
- HDBKモード・・・デフォルトブはレークポイント機構ハードウェアのオンチップを使用します
- ISTEPモード・・・ブレークポイント間でBDMをステップごとに使用
- ZAP S12X BDMは3つの実行モードを提供します
ZAP S12X/XGATE Simulator
以下のような機能を備えています
- S12X及びXGATE MCU サイクルカウンター
- 割り込みシミュレーション
- グラフィックパフォーマンス分析
- コードカバレジ
- クロノグラフ
56800/E
Cosmicの56800/EクロスコンパイラはFreescale社の56800/Eシリーズをすべてサポートします。
- ANSI/ISOに準拠したCで記述
- 56800/E周辺機器のためにヘッダーファイルもサポート
具体的な特徴
- 実行時支援パッケージ
- CのルーティンサポートはANSIのサブセットで構成されているのでライブラリのルーティンを自由に変更可能
- すべてのルーティンライブラリはROM化が可能でリエントラント
- →整数のみのライブラリと単精度及び倍精度浮動小数点のライブラリの中から選べるので必要がなければより高速な整数のみのライブラリを選択することが可能
- 最適化
- 頻繁に使うスタティックなデータは@dirを使うことで直接ページメモリに配置することが可能です。
- 余剰固定小数点(short_Fract及びlong Fract)は直接DSPのレジスタと命令に一致します。
- 並行命令の自動サポートはいつでも実装することができます。
- コンパイラは最初の引数を関数に渡してレジスタ内に変数を返します。
- 文字列型の引数は拡張されることなく関数に渡されます。
- 非常に効率的な小数点演算をサポートします。
- 他には以下の最適化があります。
- 岐路短縮ロジック
- 局所分岐の削除
- 定数の畳み込み
- 到達不能コードの除去
- 冗長な負荷/記憶の削除
- switch文の最適化
- 拡張機能
- 拡張的な以下のようなコードが用意されています
- asm()・・・Cコード内にアセンブリコード直接挿入
- @far/@near・・・アプリケーションサイズ64kを境にアドレスサイズを最適化
- @prog・・・巨大な定数の構造や配列を置きたいプログラムスペースを宣言
- @interrupt・・・C関数/オブジェクトを割り込みハンドラとして定義
- @〈adress〉・・・C関数/オブジェクトを絶対的アドレスとして定義
- 拡張的な以下のようなコードが用意されています
- コンパイラの付属的な特徴
- Cおよびアセンブリのソースレベルでデバッグが可能です
- デフォルトオプションで生成されたすべてのコードはCosmicのMC56800/Eの上で実行されます
- 初期化されたスタティックデータはPAMに置かれ、他のデータはBSSセクションに配置されます
- すべての関数はリエントラントで、自己修復することはありません
- コンパイラとユーザー定義された定数はいつでも使用できるようにFlashメモリ上に置かれます
- コードはSAL(記号アセンブリ言語)ファイルとして生成されるのでコンパイラの出力をテストすることが出来ます
- 浮動小数点はIEEE754規格に準じています。コンパイラは単精度浮動小数点演算と数学関数をサポートします
- 大きなソースコードに対応するため、ヒープ(短期記憶領域)にテーブルをリアルタイムに作成
- 文字列操作ルーティンは高速の実行するためにアセンブリ言語で実装されています
- デバッグサポート
- Cosmicは完全なCソースレベルでのデバッグが可能です。詳しくはこちら
- IEEE695、ELF/DWARFまたはP&Eマップファイを含むデバッグフォーマットもサポートしています。
- 対応機種
HostPC Product code
PC (DOS/Windows) CX56K-PC
PC Linux CX56K-LINUX
SUN SPARC (SunOS/Solaris) CX56K-SUN
HP9000(HPUX) CX56K-HP