ZAPデバッガ for S12/XGATE
CosmicのS12/XGATE向けZAPデバッガはFreescale社のS12及びXGATE両方のプロセッサをサポートします。
ZAP S12/XGATE SIM及びZAP S12/XGATE BDMの2種類のバージョンが利用可能です。
共通の特徴
- S12X及びXGATE両方のプロセッサで実行可能
- ANSI/Cデバッグ
- Enum(列挙型)、ビットフィールド、小数点、文字列などいかなるCオブジェクトへのアクセスも容易
- 拡張可能な構造/配置ディスプレイ
- 複雑なデータも樹形図的配置によって見やすく
- アセンブラソースでのデバッグ
- ソースレベルでC及びアセンブラ言語によって書かれたアプリケーションをデバッグ
- 非侵入型のオプチマイザ-オン-デバッグ
- ZAPはユーザーコードを修正することはありません。ZAPで使われるコードは最適化されるコードと同一のものでそのまま製品になります。
- すべてのデバッグシンボルはホストPC上に区別されて保存されます。ターゲット上に保存されることはありません
- 自動テスト
- グラフィックインターフェイス加えて、以下のような自動テストスクリプトを作る際に使う強固なコマンドとスクリプト言語を提供します
- Record and Playback・・・デバッグセッションを保存し、後にもう一度実行
- 複数ファイルのI/Oシミュレート・・・ホストシステム上の複数の入出力ファイルの双方向的なファイル開示、書き込み
- ソースブラウジング
- いかなるソースウィンドウでもブレークポイントを設置することが可能
- オンラインヘルプ
- 完全なデバッグ環境を提供するため、ZAP、C言語、Cライブラリ関数のヘルプも含みます
- OSサポートプラグイン
- ZAP S12XはOSEK kernelを加えるためにOSEKインターフェイス用いてプラグインすることが可能
ZAP S12X/XGATE BDM
CosmicのBDMデバッガは完全で移植可能なFLASHプログラミングとリアルタイムのデバッグ環境を提供します。
ZAPの基本的な機能は備えていますが。追加的に以下のような機能を実装しています。
- BDMインターフェイスケーブル
- P&E Microcomputer Systems社の以下のBDM(background debug mode)をサポートします
- LPT BDM Multilink with PC Parellel port connection
- USB2.0 BDM Multilink cable Rev C
- P&E Microcomputer Systems社の以下のBDM(background debug mode)をサポートします
- 統合されたXGATEモジュールサポート
- ZAP S12XはS12X上のXGATEモジュールのプログラミング、デバッグをフルでサポート
- リアルタイムデバッグ
- リアルタイムなターゲットのデバッグ環境を提供します。マッピングやプログラミングし直す必要はありません
- Flash プログラミング
- ZAP S12X BDMはFlashやバイトEEPROMプログラミングサポートを含んでいます。
- MC9S12XDP512及びすべてのS12Xと互換性のあるデバイス(128k,256k,512kのオンチップのFlashメモリ、または1k,2k,4kのByte書き込みのEEPROM)をサポートします
- 自動クロック検出
- ZAP BDMはPCまたはUSBポートを通して接続できます
- 自動的にターゲットのクロックスピードを決定します
- PLLbusスピードが変わってもデバッグを継続させることが可能です
- Flash セキュリティ
- ZAP S12X BDMはS12XシリーズのFlashセキュリティ機能をサポートします
- マルチ実行モード
- ZAP S12X BDMは3つの実行モードを提供します
- BGNDモード・・・ZAPは標準的なブレークポイントにBGND命令を置き換えます。RAMからデバッグする際ブレークポイントを無限にセットできます
- HDBKモード・・・デフォルトブはレークポイント機構ハードウェアのオンチップを使用します
- ISTEPモード・・・ブレークポイント間でBDMをステップごとに使用
- ZAP S12X BDMは3つの実行モードを提供します
ZAP S12X/XGATE Simulator
以下のような機能を備えています
- S12X及びXGATE MCU サイクルカウンター
- 割り込みシミュレーション
- グラフィックパフォーマンス分析
- コードカバレジ
- クロノグラフ